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ロケットの回収後フェアリングの活用方法を募集します

[2014.01.06]

フェアリングはロケットの最先端部に位置し、ロケット打上げの際の大きな音響や振動、大気中を飛行する際に生じる摩擦熱から人工衛星を守る役割を果たしています(こちらのWEBサイトでご紹介しています)。

フェアリングは、ロケット打ち上げ後、充分な高度に到達するとロケットから分離し、太平洋上の安全な区域に落下します。 海上に落下したフェアリングは、船舶との衝突事故などを防止する目的で洋上回収に努めています。

この度、JAXAはH-IIBロケット3号機(2012年7月21日打上げ)で打上げ、洋上回収されたフェアリングを活用した商品開発などの企画を企業の皆様から募集することとしました。皆様から戴いたご提案については、JAXA内で審査・選考の上、提供可能な範囲でフェアリングの断片を無償で提供いたします。

皆様からの、多数のご応募をお待ちしております。

1. 提供可能なフェアリング数量

H-IIBロケット3号機のフェアリング(一片の大きさは0.45㎡~0.9㎡程度、提供可能枚数は合計60枚程度)

2. フェアリングの提供条件(応募条件)

  • 日本国の機関、法人からの提案であること。
  • フェアリングを用いた商品等は、日本国内での販売、活用を想定し、加工・商品化・発売等全て応募者の責任によって、国内で実施すること。
  • フェアリング片の引き渡し後、半年以内を目途に商品化又は活用の機会を作る体制、資金等があり、企画提案の実現可能性が高いこと。
  • 宇宙開発利用の広報、理解増進、教育、フェアリング片を用いた新たなビジネスに資すること。
  • 公序良俗に反さず、JAXA及びH-IIBロケットのイメージを損なわないこと。

3. 企画提案書の提出

  • 企画提案書の様式は任意で結構ですが、以下の項目を必ず含めて記載してください。
  • 企画内容
  • 実施体制
  • 資金計画
  • 販売予定数量/価格
  • 予定する販路
  • スケジュール
  • 提供希望サイズ・数量・面積
  • 応募条件を満たしていること

4. 企画提案書の提出について

(1)提出先
   〒101-8008
   東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティ
   宇宙航空研究開発機構 産業連携センター 浜崎 芳敬
   TEL:050-3362-7294 

(2)提出期限
   平成26年1月31日(金)12時まで(必着)

(3)提出部数
   紙媒体6部

5. 企画提案企業によるプレゼンテーション

(1)開催日時  平成26年2月4日(火)13:30~17:00

(2)開催場所  JAXA東京事務所B1階 産業連携サロン
         ※実施時間帯については、提案企業数に応じて別途調整させていただきます。

6. 審査方法

  • 企画提案企業によるプレゼンテーションに基づき、JAXA内審査を経て採用の可否を決定します。
  • 審査は、「2.フェアリングの提供条件(応募条件)」に基づき審査いたします。
  • 審査結果はプレゼンテーションから1週間を目途に企画提案企業に通知いたします。なお、審査結果の理由等は一切開示致しません。

7. 注意事項

  • 応募は郵送のみとさせていただきます。
  • 応募形式に不備がある応募は無効となりますのでご注意ください。
  • 複数の応募者の希望数量の結果、提供可能数量をオーバーした場合は提供するフェアリング数量を調整する場合があります。
  • 本募集に係る一切の費用(フェアリング引渡しに係る送料、加工費も含む)は、すべて提案者の負担とします。その他商品に関する責任(法令上の手続き等含む)については全て提案者の責任で実行頂きます。
  • フェアリングの引渡にあたっては、利用に係る諸条件を明記した契約書を締結させていただきます。
  • JAXAが行う広報活動、イベント等で協力を求める場合があります。
  • 採用されなかった企画書はJAXA側で速やかに破棄します。

8. お問い合わせ先

独立行政法人宇宙航空研究開発機構 産業連携センター
お問い合わせフォーム よりお願いいたします。
※ご連絡までに日数がかかる場合もございますのであらかじめご了承ください。


フェアリングとは

衛星フェアリングとは、ロケットの大気圏内飛行中に人工衛星に対する環境を守るために使用される覆いのこと。ロケットは空気中を高速で飛行するため、空気力とさらには空力加熱が作用する。人工衛星は、宇宙空間を飛翔することを目的としていることから打上げ中だけのために頑丈な人工衛星を作るのは不合理で、人工衛星をフェアリングで覆って保護し、空気の影響が無くなった高度で衛星フェアリングは投棄される。
H-IIBロケット試験機1号機のフェアリング
H-ⅡBロケット試験機1号機(フェアリングは5S-H型)
フェアリング分離
H-ⅡBロケットの場合、フェアリングは、高度約122kmでロケットから分離される。フェアリングには位置を特定する装置が組み込まれており、航空機及び海上保安庁の警備艇等で捜索され回収されている。
※宇宙の定義は、地上からの高度100km以上の高空とされている。


提供する部分

衛星フェアリング提供可能部位は下・右図囲い部分に示す、側面部分のパネル(シリンダパネル及びリアコーンパネル)の一部となります。提供するパネル部分はアルミハニカム構造であり、航空・宇宙分野はもとより、建築材、スポーツ用品、看板などにも実績がある構造様式です。
フェアリング提供可能部位
さらに、回収済みのフェアリングについては、細切れの状態に切断し、下図のような形(サイズ複数)で保管中です。写真は、10cm×10cmのもの。
フェアリング 細切れ
フェアリング 細切れ

参考サイト:
宇宙輸送ミッション本部「フェアリングのひみつ」

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