フィジビリティスタディフェーズ
(Japanese) 高精度到来方向推定法に関する基礎検証
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ユニットリーダー:信越化学工業(株) シリコーン事業部 市場開発部 主席技術員 宝田充弘
ユニットメンバー:信越化学工業(株) シリコーン電子材料技術研究所
主席研究員 青木俊司
主任研究員 田中実行
東京工業大学大学院 理工学研究科 准教授 松永三郎
JAXA研究者:月・惑星探査プログラムグループ 矢野創
太陽系小天体をはじめとする、次世代の月・惑星探査機において、粘着性素材を天体表面に押し付けることで表層試料を変形させず、サイズ分布も保持したままで採取する構想がある。
本研究では、探査機の打ち上げ後、数年間曝される過酷な深宇宙環境に耐え、かつ、試料への汚染・浸透を最小限に抑えた粘着性の宇宙環境用シリコーン素材の開発を目指す。高品位、低アウトガス、耐ヒートショック性のシリコーン素材が完成することにより、今後の航空機材料、電子材料、車載材料、極地観測用機材などへの応用に著しい進歩をもたらすことが期待できる。