フィジビリティスタディフェーズ
(Japanese) 高精度到来方向推定法に関する基礎検証
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ユニットリーダー:株式会社DBCシステム研究所 代表取締役 成田 敏夫
JAXA研究者:研究開発本部 推進系グループ 長田 泰一
人工衛星の軌道変換・姿勢制御に使用されている2液式スラスタの燃焼室は1400℃以上の高温かつ酸化雰囲気にさらされている。 この燃焼室はNb-Hf合金のスラスタでできているが、スラスタの比推力性能向上及び長寿命化のために、燃焼器の高温化及び寿命向上が必要である。
本研究では、北海道大学/JAXAで共同研究により開発した拡散バリアコーティング(DBC)を複雑形状スラスタ(ニオブ-ハフニウム(Nb-Hf)合金製)に施工するプロセス(薄膜合金施工技術と熱処理)を開発する。
拡散バリアコーティングを形成した高性能スラスタは、将来の国産人工衛星への搭載が可能となる。さらに、発電用ガスタービン翼(冷却不要)への展開も期待できる。