(Japanese) 想定される用途:気象観測/未来の高速鉄道

(Japanese) 晴天時でも乱気流に遭遇する前に検知できる
航空機に搭載できるほど小型省電力

(Japanese) 従来技術・競合技術との比較

(Japanese) 晴天時の乱気流を検知するためには、レーザ光の放射出力および散乱光(右図参照)の受光面積を大きくするための装置の大型化や消費エネルギー増大は避けられません。一方で、空間や駆動電力に制限のある航空機に搭載するためには小型省電力化が避けられず、装置性能の向上に限界が生じます。そこで、レーザ光の計測信号をフィルタリング処理して計測レンジを拡大することにより、小型省電力でありながら、晴天時における信頼性の高い情報の検知を初めて可能にしました。


(Japanese) 技術概要・特徴

(Japanese) 近年、航空機事故の主要因のひとつとして乱気流が注目されています。特に、晴天時は乱気流を検知することが難しく、これが主因となる事故件数は増加傾向にあります。
本技術は、航空機からレーザ光を放射することで晴天時でも乱気流を検知するものです。航空機に搭載するために装置性能を向上させながらも小型省電力化を目指しており、信頼性の高い風擾乱(風の乱れ)の情報を事前にかつ3次元的に検知することができるため、気流の計測だけでなく、乱気流が発生している場所を特定することにより安全を確保することができます。

①装置から大気中へレーザ光を放射する
②大気中に浮遊するエアロゾル粒子(水滴や塵など)に当たり、レーザ光が散乱する
③散乱光を装置で受信する
④放射したレーザ光と受信したレーザ光との波長の変化量から風速を計算する
⑤風速の変化から乱気流を検出する

EXAMPLE

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