JAXA

超小型衛星ミッション公募#2

Purpose制度の目的

世界で超小型衛星が産業分野を含め有効に利用されつつある状況も踏まえ、大学、企業、JAXA の三位一体型で、各々の強みを生かし、革新技術にも挑戦する超小型衛星ミッションを、民間小型飛翔機会を活用して実現し、成果の産業・他事業への直結等により、新たな産業振興・宇宙利用拡大を目指します。また、スタートアップ企業の技術開発への挑戦機会創出、超小型衛星の技術・利用コミュニティ強化にも貢献するとともに、輸送サービス多様化を促進します。

Overview制度の概要

応募されたミッション・アイデアに基づいてJAXAと提案者が役割と費用を分担し、共同研究で超小型衛星ミッションを実現します。採択されたミッション・アイデア(3件程度)は、初年度にフィージビリティ・スタディ(FS)フェーズにて実現性を検討し、コンセプトを固めてプロジェクト計画と事業化計画を作成して頂きます。1年後にフェーズ移行審査を実施し、FSフェーズのミッション・アイデアの中から1件が衛星開発フェーズに移行できます。尚、打上げ輸送サービスはFSフェーズで作成頂いたプロジェクト計画を基にJAXAが選定します。JAXAはFSフェーズに最大500万円、衛星開発フェーズに移行したミッション・アイデアには5,000万~2億円程度の共同研究費を分担します。  

応募資格

原則として、JAXA と共同研究契約を締結することができる、日本の法令に基づいて設立された企業(団体等を含む)や大学等又は、事業の実施を予定している個人であること。複数の企業(団体等を含む)、大学等、又は個人での共同提案も可能です。
ただし、共同研究を実施する場合には、JAXA と法人間の契約を締結していただきます。個人では共同研究契約を締結することができませんので、契約までに法人化されること又は法人と連携することを前提にご提案ください。

募集スケジュール

公募要領公開 5月17日(水)
公募説明会(Zoomにて実施) 5月19日(金)
応募フォームによる応募予定者の受付開始 5月19日(金)
提案書の受付開始(GigaCCファイル受付サービス) 6月16日(金)
提案書の提出〆切 6月23日(金)
公募結果の発表 9月中旬頃 ⇒ 10月下旬頃
共同研究開始 10月中旬頃 ⇒ 11月中旬頃

募集スケジュールは、都合により⼀部変更になる可能性があります。

5月19日(金) 公募説明会アーカイブ動画

応募の条件等

  応募のカテゴリー
フィージビリティ・スタディ・フェーズ
応募
条件
計画の実現性 1年後に衛星開発を開始し、3年後に打上げることが可能であること。
衛星の規模 50kg以下
(それ以上は相談の上、判断)
スコープ 宇宙科学、地球観測、通信、測位、その他
テーマ JAXA研究開発部門と共同研究する場合は公募要領の資料2に示すテーマとする。 テーマ(概要説明資料).PDF
打上げ JAXAが指定した、打上げ輸送サービスを使用すること。
(詳細は7項:打上げに関する条件に記載)
体制 大学・企業・JAXA等が連携した提案とすること。但し、共同研究は原則として提案者(プロジェクト・マネージャ)とJAXAの2者間での契約となります。
その他 「衛星開発フェーズ」で応募頂いた提案に関しては、「フィージビリティ・スタディ・フェーズ」として対応可能かも同時に審査する。
「フィージビリティ・スタディ・フェーズ」で採用された提案は、毎年度計画しているフェーズ移行審査で採択されると「衛星開発フェーズ」に進むことができる。
採用予定数 2件〜3件
共同研究期間 1年
提供資金 共同研究費用として最大500万円

(1) 応募方法

提案書類の提出にはGigaCCファイル送信サービスを使用して下さい。

ホームページの応募フォームにてメールアドレスを連絡ください。事務局より連絡いただいたメールアドレス宛に、応募〆切の1週間前に、GigaCCのメールを送信します。GigaCCに記載のURLを開いて、提出するファイルをアップロードしてください。


(2) 応募に必要な書類


必須

様式1 超小型衛星ミッション提案書(必須、指定様式、PDF) [2023年5月19日改訂]
様式2 特許論文リスト(必須、指定様式、PDF)
様式3 JAXA共同研究実施部門情報(必須、指定様式、PDF)
様式4 大学・企業研究者情報(必須、指定方式、PDF)
参考1 ミッション達成までの全体スケジュール(必須、様式自由、PDF)
参考2 企業概要(参画する企業分は必須、様式自由、PDF)

任意

参考3 補足資料(任意、様式自由、PDF、10MB程度)

(3) 覚書きと共同研究契約書

お問い合わせ

Process応募から衛星打上げまでの流れ

全体フロー

全体フロー

応募されたミッション・アイデアに基づいて JAXA と提案者が役割と費用を分担し、共同研究で超 小型衛星ミッションを実現します。採択されたミッション・アイデア(3 件程度)は、初年度にフィージビ リティ・スタディ(FS)フェーズにて実現性を検討し、コンセプトを固めてプロジェクト計画と事業化計画 を作成して頂きます。1 年後にフェーズ移行審査を実施し、FS フェーズのミッション・アイデアの中か ら 1件が衛星開発フェーズに移行できます。尚、打上げ輸送サービスはFSフェーズで作成頂いたプ ロジェクト計画を基に JAXA が選定します。JAXA は FS フェーズに最大 500 万円、衛星開発フェー ズに移行したミッション・アイデアには 5,000 万~2 億円程度の共同研究費を分担します。 (原則として共同研究費用には衛星運用に係る費用を含みません。 )


ステップ詳細

【Ⅰ】 応募から審査・選考まで
  • Step 1
    提案書の作成

    提案者は超小型衛星ミッション提案書(様式1)を3.4 応募方法に従って作成してください。

  • Step 2
    提案書の事前調整

    提案者はJAXA共同研究実施部門の中で事前確認を実施の上、提案書を提出ください。JAXA共同研究実施部門のコンタクト先が判らない場合は、事務局が研究者の紹介を支援します。研究内容のミスマッチや研究者の負荷状況等により、共同研究実施部門の研究者が見つからない場合もございますので、ご了承願います。事前調整の実施を以って本プログラムの採択を保証するものではございませんのでご了承ください。 
    共同研究実施部門の一つである研究開発部門は、テーマを指定しておりますので資料2を確認してください。

  • Step 3
    応募受付

    提案者は応募〆切前にJAXA共同研究実施部門と事前調整を完了する必要がありますので、ご注意ください。

  • Step 4
    審査・選考

    共同研究実施部門では「ミッションの意義価値の確認」、「技術的な成立性の評価」、「共同研究の可否判断」を実施、外部有識者を含むステアリングボードでは産業振興上の意義・価値も含め総合的な評価を行います。(必要に応じて対面にて実施します。)
    審査・選考された提案は、共同研究が内定し、共同研究の手続きに入ります。

【Ⅱ】 研究実施計画の作成から共同研究の実施まで
  • Step 5
    研究実施計画の作成

    採択内定となった提案については、共同研究の実施に向けて、JAXA とともに共同研究体制や役割分担、研究内容等、研究実施計画を改めて作成いただきます。
    なお、この段階で研究計画の合意に至らない場合には本採択とならず契約締結できないことがありますので、ご了承ください。(研究開発部門の場合は一次審査にて研究実施計画書を作成して頂きます。)

  • Step 6
    覚書・共同研究契約の締結

    覚書(新事業促進部)と共同研究契約(共同研究実施部門)を締結します。各契約はJAXA が提示する覚書・契約書条文にて締結 することとします。契約内容に合意いただけない場合には本採択となりませんのでご了承ください。なお、原則として覚書、及び 共同研究は提案者(プロジェクト・マネージャ)の所属する機関とJAXAの2者間での契約となります。

  • Step 7
    共同研究の実施

    共同研究契約を締結後、研究を開始します。
    フェーズ移行審査(Step 9)を通過した場合、共同研究は、最終報告(Step12)まで継続します。
    提案者には超小型衛星利用シンポジウム等で状況を適宜報告して頂きます。
    なお、四半期に1回程度の頻度で共同研究実施部門の担当者および提案者は、事務局を交えた定例会議を実施します。

【Ⅲ】 フィージビリティ・スタディから最終報告まで
  • Step 8
    フィージビリティ・スタディ・フェーズ (共同研究)

    提案者は衛星開発の事前準備・取りまとめを行い、フェーズ移行審査へ向けてプロジェクト計画事業化計画を作成してもらいます。プロジェクト計画には衛星開発に向けた概念設計等の準備が完了していることが判るように記載します。事業化計画には日本の宇宙利用拡大による産業振興へどのように貢献するかを記載します。

  • Step 9
    フェーズ移行審査

    事務局はフェーズ移行審査会を開催し、プロジェクト計画と事業化計画を確認することで衛星開発フェーズへの移行可否を判断します。(審査会は対面にて行います。)

  • Step 10
    衛星開発フェーズ (共同研究)

    提案者には2年程度で衛星を開発・製造して頂きます。この他、提案者は取りまとめとして、プロジェクト・マネジメント、インタフェース調整、周波数調整、宇宙活動法等の対官調整や適合性確認試験・審査、安全審査等を実施して頂きます(詳細は別途)。
    衛星開発フェーズに選定された企業・大学等から、希望がある場合には国際宇宙大学(ISU : International Space University)のSSP(Space Studies Program)への参加を推薦します。
    詳細は8項:国際宇宙大学(ISU)のSSPへの派遣についてに記載 

  • Step 11
    打上げ

    提案者はインタフェース調整で設定した計画に従って、衛星を打上げ輸送サービス事業者へ引渡します。打上げ輸送サービス事業者は衛星を打上げ、指定の軌道まで輸送します。
    提案者は打上げ後、3ヵ月以内に結果を事務局へ報告します。

  • Step 12
    衛星初期運用(共同研究)と最終報告

    衛星初期運用における実証データの取得、評価まで(最大で1年程度)は共同研究契約を継続します。2年目以降は状況に応じてJAXAにて共同研究継続要否を判断します。衛星の運用費は提案者負担となります。
    継続前の共同研究契約の終了時点で最終報告をして頂きます。ミッション終了時にも別途成果報告をお願いします。

Q&A過去にあったご質問

2023.5.29 ミッション公募#2説明会において頂いた質疑応答として、Q32~Q47を追加しました。

2023.5.17 Q25の回答を更新しました。

国内の民間小型ロケット打上げを担う新興会社として、どのような企業を想定していますか?
宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)の共創パートナー企業(※)、現在独自に事業化検討している企業などを想定しています。
(※)宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)
打上げサービスについてはJAXAが選定するとありますが、打上げ費用はどこが負担することになるのでしょうか、共同研究費用に含まれるのでしょうか。
打上げ費用は原則JAXAが負担します。共同研究費用には含まれません。なお、衛星の大きさやミッション固有要求、また、予算の状況等も踏まえ、打上げ費用分担について調整する場合があります。
提案者は1社のみでしょうか、知財権はJAXAと提案者の共同提案でしょうか。委託先は特許の共同提案者になるのでしょうか。
  • JAXAと共同研究契約を結ぶのは提案者の1法人のみです。
  • 公募要領の8項(1)知的財産権の取扱いに記載がありますように、共同研究の実施により、提案者のみで発明等を行ったときは、速やかに JAXA に通知したうえで、提案者が単独で所有できます。
  • 共同研究の実施により、提案者と JAXA が共同で発明等を行ったときは、提案者及びJAXA は速やかに相互に通知し、当該発明等に係る知的財産権は共同で所有するものとします。
  • 提案者と委託先との契約条件、及び当該発明への各者の技術貢献度合いによっては委託先も特許の共有者になる場合があります。
Stepの説明で具体的な時間軸を教えて下さい。
第2回公募(2023年度)から公募要領に記載しておりますのでご確認下さい。
JAXAの共同研究実施部門というのは、すべての部署が対象でしょうか。共同研究といってもサイエンス、技術実証、データ分析等いろいろな観点が有ると思います。
すべての部署が対象となります。
フィージビリティ・スタディ・フェーズは1年間、衛星開発フェーズは2年間とされていますが、これらフェーズの終了タイミングは会計年度には縛られないのですか。
会計年度には縛られません。
フィージビリティ・スタディ、衛星開発フェーズの契約期間は、ともに年度半ばからなると記載がありますが、打上げ時期も契約期間内が想定されますか。
ご指摘の通り、基本的には、フィージビリティ・スタディ・フェーズの活動開始から3年後に打上げを行うことを想定しています。
超小型衛星の定義について、超小型衛星の定義の中にはCubesatを含んでいるという理解でよろしいでしょうか。つまり50㎏以下の超小型衛星としてCubesatを提案してもよろしいでしょうか。
ご認識の通り、50㎏以下の超小型衛星としてCubesatを提案しても問題ありません。
打上げ時期の質問に関連して、仮に想定する打上げ機会が契約期間内に国内でみつからなかった場合、海外のロケットもJAXAが選定する機会に入り得るのでしょうか。或いは、国内打上げ機会がみつかるまで、期間延長となるのでしょうか。
拡充プログラムとしては日本国内の民間打上げ輸送サービスを多様化させるという目的がありますので、まずは国内の民間打上げ輸送サービスの可能性を探っていきます。それでみつからない場合には日本の基幹ロケットの余剰能力の有効活用を考えています。それでもタイミングが合わない場合には、宇宙ステーションからの放出や海外のロケット等も選択肢に入る可能性があり、段階的に判断していきます。
図5-1(公募要領)に企業として①提案者と②委託先の2か所に記載されています。①と②の企業は異なっていてもいいのでしょうか。すなわち①の提案者の企業は必ずしも衛星システム全体を手掛ける企業で有る必要は無いと理解してよいですか。
まず、前提として、大学・企業・JAXAが三位一体となって、超小型衛星ミッションの実現を目指すこととしています。JAXAと共同研究契約を結ぶ提案者が大学の場合は、共同研究の再委託先に企業が入っている必要があり、提案者が企業の場合には、共同研究の再委託先に大学が入っている必要があります。この原則を守っていただければ、再委託先に追加の企業や大学が入っても問題ありませんし、提案者が衛星システム全体を手掛ける企業で有る必要は有りません。
提案代表者の所属がフィージビリティスタディ1年と衛星開発2年の合計3年の間に変わることは許容されますか。
JAXAと法人(A)で共同研究契約を締結している場合、提案代表者が法人(A)から法人(B)へ移った場合には、原則として法人(A)は新しい提案代表者(プロジェクトマネージャ)を決めていただく必要があります。
第2回目以降の募集についてはフィージビリティ・スタディ・フェーズのみの募集となりますか。どのような頻度で公募を実施されますか。
2回目以降の公募は、1年に1回程度、フィージビリティ・スタディ・フェーズのみの募集を予定しています。
打上げ後の衛星の運用費用はJAXAの負担でしょうか。
衛星運用に係る費用はJAXAでは負担しませんので、提案者で準備して頂く必要があります。
衛星開発フェーズの6U,12U、第1回の募集のみ適用というのは、第1回の募集でこちらに応募する場合は、6U,12Uのみの応募で、すぐに衛星開発が始められる。フィージビリティ・スタディ・フェーズから始める場合は50㎏まで対応でき、その場合は1年後に審査があり、50㎏以下の衛星開発フェーズに進めるということでしょうか。
ご理解の通りです。
本プログラムで製作した衛星で取得する衛星データは実験フェーズ終了後に商業サービスに利用できる場合、事業活動を即時に開始できますか。それとも本衛星はあくまで実験目的であり、事業化のための衛星としては利用できないでしょうか。他の補助金の例では事業には利用できないという制約があった。
公募要領の6項Step12の「衛星初期運用(共同研究)と最終報告」が終了し、本拡充プログラムにおけるJAXAとの共同研究期間終了後は、事業として利用できるように各種調整を進めていく予定です。但し、事業を実施するに当たって必要な費用(実用局免許の申請に係る費用)についてはJAXAは負担しません。
応募条件の体制に大学・企業・JAXAとありますが、応募締め切り前に事前に新事業促進部とコンタクトを取って、JAXAの関りを得られなければ、応募できないということでしょうか。また企業の関りは応募時点で必須でしょうか。
応募受付前にJAXA共同研究実施部門の中で事前確認が必要です。JAXA共同研究実施部門のコンタクト先が見つからない場合は、事務局にご相談下さい。
また、提案者が大学の場合は(共同研究の)再委託先の企業を応募〆切前に決定しておく必要があります。
50㎏を超えた場合、それに応じた輸送サービス事業者を選定していただけるのでしょうか。また、どれくらいの重量オーバーが許容されるのか。
提案段階では50㎏以下でお願いします。開発段階で50㎏を若干超過した場合は、輸送サービス事業者との調整や、予算の状況等を踏まえて決めます。
ロケットによる投入軌道は地球低軌道のみを想定されていますか。
まずは地球低軌道を想定しています。将来的には、段階的により遠いミッションにも対応できるよう、本拡充プログラム自体の規模を拡大していきたいと考えています。
公募要領の審査の主なポイントに産業拡大が挙げられていますが、例えば科学目的の衛星の場合、産業拡大は直接的にはそぐわないと思いますが、この評価項目は科学衛星の提案に対してどのように考慮されますか。
科学目的の衛星であっても、開発する超小型衛星のセンサー等の部品や技術、低コストな製造方法等、再委託先の企業側で、事業化につながる提案事項を整理いただき、提案いただくことを期待しています。
想定される投入軌道で、まずは地球周りということですが、太陽同期も含まれますか。
ロケット側との調整にはなりますが、現時点では大陽同期も含まれると考えています。
2回目以降の募集における採択件数はどうなりますか。2回目以降に採択された課題がフィージビリティ・スタディ・フェーズから衛星開発フェーズに移行する際にも採択件数が決まっているのかについても回答いただきたいです。フェーズ移行の審査においては相対評価で必ず何件か落ちるのか、或いは、あくまで絶対評価で全件通過も有り得るのかも気になった次第です。
2回目以降は「フィージビリティ・スタディ・フェーズ」を募集し、1年に2~3件を採択する予定です。「衛星開発フェーズ」はフェーズ移行審査で、技術的な実現性等を評価した上で、本拡充プログラム主旨との適合性に関して相対評価を行い、1年に1件程度を採択の予定です。予算規模によっては採択件数は若干上下することも有ります。
一度、採択された提案者は以降に何度でも応募可能でしょうか。シリーズ化するような場合を想定しての質問です。
一度採択された共同研究において、必要な実証活動を完了することを想定しており、原則として、シリーズ化は提案者側の負担で実施いただく想定です。
複数機で1ミッションを達成するような提案も対象に入りますか。
一度採択された本拡充プログラムの各共同研究における打上げ機会の提供は、原則として1つのミッションあたり、1回を想定しています。1度の打ち上げ、且つ複数機の総重量が50kg以下であれば提案可能です。
フィージビリティ・スタディ・フェーズから衛星開発フェーズに移行できなかった場合で、あともう少しでフェーズアップできそうだった場合も1年で終わりでしょうか。2年目に継続することは無いでしょうか。
本拡充プログラムでは、毎年、新しい案件を公募・選定して加えていくことから、原則として1年で終了となります。
なお、後続の公募・選定状況、当該フィージビリティスタディの進捗状況に応じて、別途判断させていただく場合もあります。
前回から変わりました (2023年5月17日)
内容により革新的衛星技術実証プログラム(革新P)との併願は可能でしょうか。
  • 同じミッション内容の同一の提案を、革新Pと拡充Pの両方に応募することはできません。革新Pは、小型・超小型衛星を活用したミッション、新規要素技術の軌道上実証機会を提供するプログラムであり、すでにフィージビリティ検討が終了し、公募選定されれば、提案者主体で、そのまま開発・製造へと移行可能なミッションが提案されることを前提としています。一方、拡充Pは、産学JAXA連携で、有償の共同研究を通して、まずは、超小型衛星のミッションのフィージビリティスタディ(技術、事業性)を高める必要のあるミッションの提案を前提としています。以上より、同じ提案内容で、革新Pと拡充Pの両方に応募すること(併願)はできない、という整理をしています。
     
  • 革新Pと拡充Pの提案内容に違いがあり、相互に独立している場合、かつ、拡充Pへの提案内容には、産学JAXAの共同研究を通して、フィージビリティを高める新たな共同研究内容を含む場合は、別提案と位置付け、両方に応募可能といたします。ただし、提案内容に実質的に同じ技術が活用され、同じ関係者を含むチームメンバーから出される場合は、別途、事務局にて、提案内容の重複状況、また、提案者の対応リソースに関して確認・調整をさせていただきます。
     
  • 以上より、他プログラムの公募状況・公募計画、また、御提案されるミッションの内容・状況等も踏まえて、どのプログラムに応募されるかご判断をお願いいたします。なお、拡充Pにおける衛星開発費用として、他プログラムで獲得された外部資金、自社投資資金との糾合は可能です。
開発フェーズの予算規模が5000万円~2億円と幅が有りますが、5000万円のミッションが選ばれた場合、複数採択されることはあるでしょうか。開発規模の小さい提案を出したほうが有利ですか。
予算規模が小さいミッションが複数採択される可能性はありますが、開発規模が小さいことで選考が有利になることは有りません。
共同研究先としての海外の大学や外国企業の参画は可能でしょうか。
海外の大学や外国企業の参画は可能ですが、最終選考の評価項目にもありますように、本拡充プログラムは、日本国内の宇宙利用拡大や産業振興を目的の一つとしておりますので、その趣旨に沿った提案でお願いします。輸出管理等の制約もあるため、経済産業省のHP等を確認しながらご対応ください。
今回のプログラムでは、プロジェクトマネージャーは、JAXA外(大学 or 企業)に所属することを想定されていると理解してよいでしょうか。
はい、ご理解のとおりです。プロジェクトマネージャはJAXA外の所属とします。
応募資格に「日本の法令に基づいて設立された企業や大学等であることと」記載がありますが、提案者からの再委託先は海外の企業でも問題無いでしょうか。
再委託先への技術情報等の提供は、国内企業であっても外国為替管理法等に基づき適切な確認を要する場合があります。JAXAから再委託先に直接技術情報等を提供する場合、JAXAとして法令に基づき必要な審査等を行います。結果によっては、協力等を行えない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
一次選考では公募要領21ページの「審査の主なポイント(一次選考)」のみを審査するのですか。
これは一次選考でより重点的に審査するという意味です。一次選考、最終選考のどちらの審査に於きましても、提案書を幅広く確認させていただく計画です。公募要領22ページの「審査の主なポイント(最終選考)」は主に提案書の項目3「事業化構想」に該当しますので、一次審査でも確認することになります。
応募条件で、「大学・企業・JAXA の 3 者が連携した提案とすること。但し、共同研究は原則として提案者(プロジェクト・マネージャ)と JAXA の 2者間での契約となります。 」と記載がありますが、2つ以上の機関が共同で提案する場合に、複数の機関はJAXAと共同研究契約を締結できないのでしょうか。
はい、ご理解の通りです。
提案者様の所属機関が大学Aの場合、大学AとJAXAが共同研究契約を締結し、企業様や他の大学Bは大学Aから再委託し、契約して頂くことになります。
提案者様の所属機関が企業Cの場合、企業CとJAXAが共同研究契約を締結し、大学や他の企業Dは企業Cから再委託し、契約して頂くことになります。

以下、追加しました。(2023年5月29日)

本発表スライドは,ネット上でダウンロードできるのでしょうか?
本説明会の動画をWEB上に公開しました。
また、研究開発部門の2つのテーマに関する説明資料(2023年度)を公開しました。
JAXA共同研究は有償とありますが,この費用はどこが負担するのでしょうか?
経費の負担は、共同研究の役割分担に基づき、共同研究契約書にて整理します。
JAXA負担分に関しては、JAXA新事業促進部の経費で負担します。
報告や監査が必要なことは十分理解しますが、どのレベルの調査が行われるのか、サンプルや事例は無いでしょうか? 企業は宇宙以外の事業も行っており、対応の負荷があまりに大きかったり、既存事業の秘匿情報へのアクセスが要求されるリスクがあると、応募しにくくなると考えられます。
共同研究においてJAXAから提供する研究費は公的資金であるため、適切に管理、執行されているかを契約終了時に確認し精算を実施しています。どのような証憑をご準備頂く必要があるのかは、以下の「委託契約及び支出を伴う共同研究契約に係る事務処理について」の5.2項、8項をご確認ください。
提出頂く資料の雛形については、様式1~10(様式8は欠番)をご確認ください。

「委託契約及び支出を伴う共同研究契約に係る事務処理について」
様式1:実施計画書
様式2:経費等内訳明細書
様式3:実績報告書/様式4:実績内訳書
様式5:変更承認申請書
様式6:完了書
様式7:取得資産一覧表
様式9:清算払請求書
様式10:変更承認書
研究開発部門テーマの中赤外(MWIR)センサについて
MWIR素子に必要な冷却温度は何度ですか?
動作可能という観点では100K以下となります。
なお、温度が低い方が画質は良くなります。
打上げ軌道はどこまで想定できるものでしょうか.極端には月遷移軌道も可能性はあるものでしょうか.仮に低軌道に限る場合でも,その高度に関する選択の余地はあるものでしょうか
軌道については輸送サービス側の状況も踏まえてとなりますが、現時点では低軌道以外の軌道も可能性はあるものとして提案願います。
次の公募機会, 2024年度の公募もあるのでしょうか?
来年度も公募を実施する予定です。
研究開発部門の2テーマ以外のテーマで応募の場合は、提案書提出前にその旨連絡してから応募した方がよろしいでしょうか?
今回の2テーマ(研究開発部門との連携を前提)以外で応募する場合、
  • 研究開発部門以外の部門(ex.宇宙科学研究所)の場合は、共同研究者と十分に協議を重ねていれば、事務局への事前連絡は不要です。
  • 研究開発部門の場合は、事前に事務局に連絡をお願いします。事務局にて研究開発部門との仲介を実施します。
衛星開発フェーズの初期段階で、打ち上げ機とのインターフェース要求や安全要求は提供されるのでしょうか?
現在、民間打上げサービス事業者より情報を収集しておりますので、今後、衛星開発フェーズの初期段階から共通的なインターフェース要求や安全要求を提示できるように整理を進めたいと思います。
なお、共通的な要求以外の個別の要求については、打上げ事業者の選定時に調整することとなりますが、必要なタイミングで必要な情報が提供できるように調整していきます。
4.各組織の役割と関係のページで、PMと委託先の間に矢印がありましたのと、衛星バス製造企業と明記されていました。応募前に衛星バス製造企業とコンタクトを取っておくべきということでしょうか?
衛星バス製造企業には限りませんが、共同実施する企業と公募前に協議を行った上で公募頂く状態が望ましいです。
課題があれば、事務局までご相談願います。
フェージビリティスタディフェーズで採択されたテーマのうち、開発移行審査で落選したものについては改めてフェージビリティスタディフェーズから再度申請し直しになるのでしょうか?
原則として1年で終了となります。
その場合フィージビリティから再提案となりますが、同一内容でのミッション内容では、再度フィージビリティスタディに採用することはありません。
Q40の質問に関連して、一緒に提案する企業について、衛星バス製造企業ではなく、本ミッションで得られたデータを用いるエンドユーザーとしての企業を想定していましたが、そうではないということでしょうか?
企業の参画方法としては、製造企業に限らず、エンドユーザー等その他企業も考えられます。
資料2のテーマは研究開発部門の担当者の方が代表提案者をされるのでしょうか?
JAXA外の大学、研究機関ないしは企業側に代表研究者(プロジェクトマネージャー)を担って頂くものとなります。JAXAの研究者は共同研究者として参画します。
製造企業の当てがない場合、事務局から紹介や候補としている製造企業さんのリストを頂戴することはできますでしょうか?
製造企業のリストはありませんが、お話を伺った上で仲介など調整をさせて頂くことは可能です。
採択後に新たな企業に参画いただくことは問題ないでしょうか?
審査の内容に大きく影響する場合は、再度追加審査が必要な場合もあります。事務局にご相談ください。
企業の参画の仕方に制約はありますか?
例えば,アドバイザ的な役割として参画するという形はあり得るでしょうか?
企業の役割としては、製造や研究開発等を想定していましたが、アドバイザ的な役割として参画することも可能です。気になる点がありましたら、事務局にご相談ください。
提案書の中に、「提案者のこれまでの研究開発状況、実績、特許等の出願・取得状況」とあるが、提案代表者の情報だけでしょうか?それとも再委託機関やJAXAの共同研究者の方の内容も含めてよいのでしょうか?
実施能力の確認に必要な情報として、共同研究者等の情報も含めて頂いて構いません。