JAXA
Sessionsセッション紹介

6G非地上ネットワークを実現するKa帯展開膜フェーズドアレイ無線機

白根篤史、戸村崇、坂本啓、岡田健一、Dongwon You、高橋勇多、武田真司、森谷元喜、斎藤悠之介、小池修平、
萩原春妃、田村真也、竹田有希、永井和希、金丸宙、嶋田有登、小出紗瑛、加藤雅己、安藤優汰
東京工業大学
開発中

概要

高速通信かつ超カバレッジ拡張を実現する6G非地上ネットワークに向けた小型軽量かつ大面積な展開膜上のKa帯フェーズドアレイ無線機の開発状況および宇宙実証について、取り組みを紹介する。

本技術で何が実現できるか

現状のStarlinkのような衛星コンステレーションから、さらなる衛星の小型軽量化、および通信方向を全方位へと拡張することで、どんな場所でも、誰もが容易に衛星通信網を利用した非地上ネットワークにつながることができる6G時代を切り拓く。

実現のキーとなる要素技術

・カスタム開発した低消費電力、高放射線耐性な無線IC
・小型軽量化を実現する展開型フェーズドアレイアンテナ技術
・展開アンテナの非平面性補償技術


機器のスペック

重量:1面あたり2kg
サイズ:1面あたり4㎡
消費電力:1素子あたり40mW
通信速度:10Gbps
周波数:Ka帯

機器のイメージ図

開発状況・計画

2022年度:革新的衛星技術実証3号機によりKa帯展開膜16素子フェーズドアレイ無線機の宇宙実証予定
2025年度:さらなる大規模化・軽量化を実現する展開膜フェーズドアレイ無線機の宇宙実証
2027年度:Ka帯展開膜フェーズドアレイ無線機の実用化

動画

講演資料


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