航空機の遷音速領域のフラッタ速度推定を実験的、理論的に研究するフラッタ試験専用試験設備
本設備は、航空機の遷音速領域のフラッタ速度推定を実験的、理論的に研究するフラッタ試験専用試験設備として1959年(昭和34年)設置された。近年、1996年には大幅に改修して、気流の低乱化、デジタル制御化、および、測定部で模型に容易にアクセス出来るように改良している。
型式は、吹き出し式遷音速風洞で、測定部は0.6mx0.6mであり、運転範囲は、集合胴圧:150kPa~400kPa、マッハ数:0.54〜1.15、レイノルズ数:~6.0×107/m、動圧:22(M=0.5)~166(M=1.2)、測定時間:~約120秒である。
風洞の特長は、フラッタ速度推定を効率的に行うために、遷音速でのフラッタ試験が便利に出来る機能を有している。これまでに、国産機の宇宙・航空飛翔体の設計段階において、風洞実験の結果からフラッタ速度推定をおこない、安全な機体を製作するのに貢献してきた。また、フラッタ現象の解明、精度の高い理論解析の開発に欠かせない研究設備として運用されている。
部署 | 航空技術部門 |
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性能 | 型式: 間歇吹出式風洞 測定部寸法: 60cm×60cm マッハ数: 0.54〜1.15 設計総圧: 147kPa~392kPa(abs) マッハ数および総圧掃引可能 |
完成年度 | 昭和33年度 昭和37年度(測定部改修) 昭和62年度(圧力制御部、計測部改修) 平成5~8年度(調圧弁、集合胴、測定部、圧力制御系、可視化装置改修および遮断弁の設置) |
料金 | 844,275円/日(2024年4月1日現在) 223,224円/日(準備/撤収のみで通風を行わない日)(2024年4月1日現在) ※上記利用料金は、一般管理費を含んだ価格です。 ※上記利用料金は、技術料、消費税及び試験前後作業料を含んでおりません。別途、頂戴いたします。 ※利用料金は年度毎に算定します。また、年度途中にも予告なく改定することがあります。詳しくは下記フォームよりお問い合わせ下さい |