日本初の本格的な高空環境下での燃焼試験設備

ロケットの上段(2段目や3段目)に使用されるロケットエンジンは、気圧が非常に低い高空環境で作動します。このエンジンの開発・研究では、真空に近い環境でのエンジンの実際の推力や着火性能などを調べることが非常に重要であり、そのために地上での高空模擬試験が必要です。本設備は、わが国初の本格的な高空環境下(高度約30㎞)での燃焼試験を行う設備で、昭和57年度に完成しました。H-IロケットやH-IIロケットなどの、わが国のロケット開発に大いに貢献してきています。

部署

研究開発部門第四研究ユニット

推力レベル

20kN程度

排気能力

13 torr

試験時間

約100秒
ノズル出口径

約900mm

推進剤

液体酸素
液体水素
液体メタンなど

完成年度

昭和47年度、*1昭和53年度、*2平成13年度

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