このたび、「きぼう」日本実験棟の船内環境を利用する科学研究提案および定型化実験テーマの募集として、新たに「フィジビリティスタディテーマ募集 一般募集区分」に「有人宇宙技術分野」を設け、超長期有人宇宙滞在・探査技術の獲得を目指した技術実証など、「きぼう」を最大限に活用する提案を募集します。
新設の「マウス特定解析課題研究募集」では、「きぼう」でのマウス飼育ミッションで取得された映像データと、帰還後に取得された精子サンプルを利用した、今後の有人宇宙探査等に向けた研究提案を募集します。今回の募集テーマは以下の４つとなります。

●フィジビリティスタディ(FS)テーマ
●マウス特定解析課題研究（「きぼう」マウス飼育ミッションの映像データ、精子サンプルを用いた研究提案）
●マウスサンプルシェアテーマ（「きぼう」マウス飼育ミッションで得られた、精子サンプルを除く、36種類の臓器組織サンプルを用いた研究提案）
●静電浮遊炉（ELF）を利用した材料研究テーマ（材料の熱物性値（粘性、密度、表面張力）の取得や新材料創成を目的とした研究提案）

微小重力等の「きぼう」の特徴を活かして国の戦略的研究や科学技術の発展等に貢献できる研究アイデアをお持ちの方、本格的な宇宙実験提案の前に微小重力影響サンプルを用いて評価・解析を実施したい方、地上で困難な熱物性データ取得に関心のある方は、ぜひ応募をご検討ください。

＜応募締め切り＞
2020年9月30日(水) 正午（応募受付フォーム（電子申請）を介して、上記期日までに提出を完了して下さい）

詳細は以下URLより、各テーマの募集案内をご覧ください。
https://iss.jaxa.jp/kibouser/pickout/71630.html