マッハ数0.1~1.4の範囲の試験が長時間連続的にできる
日本最大の遷音速風洞

本風洞は、測定部断面が2m×2m(正方形)の連続循環式風洞で、マッハ数が0.1から1.4の範囲の試験が長時間連続的にできる、我が国最大の遷音速風洞です。
この風洞は、遷音速(音速=マッハ数1前後の速さ)で巡航する航空機の空力特性の把握に用いられます。また、遷音速域では流れの性質が複雑に変化するため、この速度域を通過するロケットや宇宙往還機等の試験もよく行われます。この風洞は風洞群の中で最もニーズの高い風洞で、試験データの生産性向上のための工夫が随所でなされています。現在、増大するニーズに対応するため、測定部カートの増設を実施しています(平成18年度完成予定)。

部署 航空技術部門
性能 形式: 連続循環式
測定部寸法: 2m×2m
マッハ数: 0.1~1.4

風洞内圧:
 50~120 kPa(主送風機と補助送風機帯動運転)
 50~150 kPa(主送風機単独運転、マッハ数約0.9まで)

測定部カート:
 多孔壁全機模型用、多孔壁半截模型用、多溝壁全機模型用

圧縮機:
 530 kW×1、1,200 kW×1、3,450 kW×1(吹出式風洞と共用)

主送風機動力: 22,500 kW
補助送風機動力: 8,000 kW

貯気槽: 内径 12 m×1、13 m×1(吹出式風洞と共用)
完成年度 昭和35年度
昭和51年度(12m貯気槽)
昭和55年度(3,450kW圧縮機 )
昭和62年度(送風機駆動電動機および排風機更新)
昭和63年度(13m貯気槽、1,200kW圧縮機更新)
平成元年度(530kW圧縮機新設)
平成4年度(補助送風機設 備更新)
平成5年度(第3カート改修、計測信号系改修、複合荷重天秤較 正装置新設、第3期防音工事改修)
平成6年度(冷却水設備更新)
料金 1,106,437円/日 (2023年4月1日現在)

※上記利用料金は、一般管理費を含んだ価格です。
※上記利用料金は、技術料、消費税及び試験前後作業料を含んでおりません。別途、頂戴いたします。
※利用料金は年度毎に算定します。また、年度途中にも予告なく改定することがあります。詳しくは下記フォームよりお問い合わせ下さい。

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