共同研究の背景及び概要
宇宙用の燃料電池には、小型軽量/高効率が求められるほか、外部への未反応ガスの排出を行わない閉鎖運転が可能であることが必須の条件となる。本提案は、これまでに研究開発を行ってきた閉鎖空間で使用可能な100W級のガス循環機能付燃料電池の小型・軽量化を実現し、宇宙機への搭載性を向上させることを目的とする。
この技術は、排気の困難な屋内用電源の他、クリーンルームや工場内の電動カート、ジオフロント(トンネル内作業)、ウォーターフロント(海底ケーブルの敷設)等の民生需要に応える技術としても発展可能である。