共同研究実施体制
ユニットリーダー:(有)オービタルエンジニアリング 取締役社長 山口耕司
ユニットメンバー:サカセ・アドテック(株) 取締役 酒井良次
東京大学大学院教授 青木隆平
日本ボブスレー・リュージュ連盟リュージュ強化委員長
聖徳大学准教授 百瀬定雄
JAXA研究者:研究開発本部材料グループ 研究領域リーダ 岩堀豊
共同研究の背景及び概要
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は低比重・高強度の先進複合材料で、ロケット・衛星・競技用車両(F1)などに使われるほか、航空機・自動車の軽量化によりCO2削減等の環境負荷低減に大きく寄与することが期待されている。一方、従来の素材比で耐衝撃性が低い弱点があり、本プロジェクトではこの点を改良することで、航空機部品から身近な高級品市場まで広く利用可能な新しいCFRPを開発する。開発成果を2010年冬季五輪のリュージュ競技で日本代表選手が使用するソリ (座席部分)に応用し、競技を通じて高速・過酷な使用条件に耐える技術であることを実証する
共同研究終了後の事業展開
高級スーツケース、航空機部品(水上飛行機のフロート)などを開発、商品化する。