平成23年度採択案件/ビジネス提案型(旧制度)

共同研究実施体制

ユニットリーダー:株式会社NEGENT 代表取締役 石橋 利幸
ユニットメンバー:富士重工株式会社 航空宇宙カンパニー 航空機設計部 固定翼機設計課
         課長 東稔 俊史
JAXA研究者:宇宙科学研究所 宇宙構造・材料工学研究系 竹内 伸介、佐藤 英一、 川合 伸明


共同研究の背景及び概要

軽量な複合材タンクは、宇宙・航空用に用いられているほか、民生分野でもさまざまな需要があるが、気密性を確保するために比較的厚い金属製ライナ(数mm)を必要とし、その重量が軽量化の妨げとなっていた。

JAXA宇宙科学研究所では、複合材表面上に薄い金属皮膜ライナを形成する技術(電鋳ライナ)を開発しており、これを適用した軽量・低コストな複合材タンクを開発し、消防士用空気ボンベ、医療用酸素ボンベ、CNG(圧縮天然ガス)自動車用燃料タンクなどに応用する。

将来的には、燃料電池車用水素ガスタンク、水素航空機用液体水素タンク等、多岐にわたる応用例が考えられる。


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