共同研究の背景及び概要
電力需給がひっ迫した際に、電力供給サイドから強制的な停電や使用制限を行うのではなく、需要サイドでピークカット・ピークシフト等を行う取り組みに対する社会的なニーズが高い。
エネゲートは、電力見える化サービスや電気自動車向けの充電スタンドシステムを開発・販売。電力需給ひっ迫時の需要抑制機能などの電力管理支援サービス提供に注力している。
本研究では、JAXAが小惑星探査機「はやぶさ」に適用した電源制御技術(資源の制約をともなう自律分散型制御)を応用して、マンション向け電気自動車(EV)充電スタンドの充電電力ピークを抑制する制御システムを開発し、電力管理支援サービス(MEMS)に発展させることを目指す。
まとまった戸数が集中するマンションが一括して電力管理を行い、ピークカット・ピークシフトを行うことは、電気料金を下げるだけでなく、電力需要サイドによる電力需給ひっ迫緩和の点で非常に大きな意義があり、十分な節電効果も期待できる。