平成27年度採択案件/開発フェーズⅠ

共同研究実施体制

研究代表者: 新コスモス電機(株)
(技術開発本部 第二開発部/担当部長 鈴木 健吾 他)
JAXA研究者: 宇宙科学研究所
(宇宙飛翔工学研究系/助教 丸 祐介 他)


共同研究の背景及び概要

真空中で微量水素の漏洩を検知することができるセンサ技術は、宇宙用途の他、真空断熱槽を備える液体水素タンク等の健全性を監視するために必要とされていますが、現在、市場には存在しない技術です。

新コスモス電機社は、以前より高真空中や無酸素下で微量水素を検知することができるセンサの開発および性能評価を進ており、本技術は自己加熱型の為、環境温度の影響を受けにくく極低温でも使用できる特徴を持つため、小型、軽量且つ安価な水素センサを実現しやすいメリットも備えています。

JAXAが有する特殊環境下での評価技術等を活かし、共同研究を実施することで、小型、軽量且つ安価な真空断熱液体水素タンク用水素検知システムの実用化を目指します。また、本水素ガスセンサの開発により、今後の宇宙輸送系における水素漏洩モニタ用途としての貢献が期待できます。


共同研究終了後の事業展開

液体水素サプライチェーン向けをはじめとし、他分野への市場展開も視野に入れ、製品化を目指します。


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