フィジビリティスタディフェーズ
高精度到来方向推定法に関する基礎検証
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研究代表者:桐蔭横浜大学 (大学院工学研究科/教授 宮坂 力)
JAXA研究者:研究開発部門(第一研究ユニット/研究員 宮澤 優 他)
桐蔭横浜大学らが開発した新型太陽電池用の素子「ペロブスカイ ト太陽電池」は、研究室レベルで太陽光の電力変換効率20%を達成しています。このペロブスカイト太陽電池は、一般的な室内光(400~1000ルクス程度)でも、変換効率が高いという特徴を持っています。また、塗布型のため、軽量薄型である樹脂基板等に塗布することで太陽電池自体の軽量薄型化を実現することが期待されています。
本共同研究では、JAXAが有する宇宙機用に求められる厳しい環境下での材料知見および耐久性評価技術を活かすことで、自動車や航空機および将来の宇宙機に求められる太陽電池の実現に向けたスクリーニングを実施します。
最終的には、高効率、超軽量且つフレキシブルであり、温度変化の耐久性に優れる光電変換素子を、自動車や航空機および将来の宇宙機に搭載する発電素子として実用化することを目指します。
事業化を担当する企業との連携により、自動車分野さらには航空分野、衛星分野への市場展開を目指します。