平成19年度採択案件/技術提案型(旧制度)

共同研究実施体制

ユニットリーダー:九州工業大学(福岡県)宇宙環境技術研究センター センター長・教授 趙孟佑
ユニットメンバー:九州工業大学 宇宙環境技術研究センター助教授 豊田和弘 同助手 岩田稔
         マスカットスペースエンジニアリング(株)代表取締役社長 八田真児
JAXA研究者:総合技術研究本部
高度ミッション研究センター 主任開発員 藤田辰人(リーダー)
主幹研究員 久田安正
電源技術グループ 主幹研究員 高橋真人
環境計測グループ 主任開発員 古賀清一
衛星推進技術グループ 研究員 大川恭志


共同研究の背景及び概要

静止軌道上における大型通信衛星等での不具合の大半が、太陽電池パネルを始めとする衛星表面で発生する放電に起因すると言われている。本共同研究では、衛星帯電が起きた時に、衛星表面の導体と絶縁体の接する三重接合点での電界が高まることを利用した、導体から電子を電界放出する素子(電子エミッタ)の実用化研究を行う。この電子エミッタは完全受動型の動作が可能であり、一般に宇宙用に使用されている材料を使用できることから低コストで高信頼性の帯電防止手法を提供することができる。


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