平成16年度採択案件/ビジネス提案型(旧制度)

共同研究実施体制

ユニットリーダー:日本女子大学(東京都) 教授 多屋 淑子
ユニットメンバー:日本女子大学 多屋研究室
         東レ(株)
         (株)ゴールドウィンテクニカルセンター
         (株)島精機製作所
         有人宇宙システム(株)
JAXA研究者:産学官連携部 肥後 尚之
宇宙基幹システム本部 有人宇宙技術部 宇宙医学グループ 研究領域リーダ 大島 博 他


共同研究の背景及び概要

より快適により便利に国際宇宙ステーションで暮らすための生活関連支援技術を開発する。
今年度は、これまでの研究で最も具体化している宇宙船内仕様被服について、開発素材の性能評価試験(地上試験)を実施し、宇宙船内仕様被服に適する素材を定め、その基礎データを取得する


INTERVIEW

インタビュー

宇宙で快適な衣服は福祉の現場でも快適

日本大学 教授
多屋 淑子

土井隆雄飛行士が宇宙に飛び立つ時、その荷物の中には日本製の衣服が詰められている。多屋淑子教授率いる「近未来宇宙暮らしユニット」※が開発したハイテク衣服だ。
宇宙飛行士達がスペースシャトル内で着るふだん着は、従来NASAのカタログから選んでいたが、日本の繊維技術を駆使すれば「より安全に快適に楽しく」なるという。しかも、宇宙用に開発された衣服は、福祉の現場にも生かされ始めている。一見、地上の日常着、実は見えないところへの気配りが満載のオドロキの衣服。その詳細を伺った。